コラーゲンは大ファミリー
コラーゲンは19の型がある
どこの臓器のコラーゲンも同じコラーゲンだと、昔は考えられていました。
しかし、それまでに研究されていた皮膚や骨や腱の主成分のコラーゲンと、軟骨のコラーゲンではアミノ酸配列順序が違っていることが分かりました。
そこで、皮膚や骨や腱のコラーゲンをT型、軟骨のコラーゲンをU型と区別することになりました。
これがきっかけとなり新しい型のコラーゲンがどんどん発見され、コラーゲンは大ファミリーをつくっていることがわかり、現在では19の型が知られています。
化粧品などに使われているコラーゲンはT型コラーゲンで、最も量が多く、研究が進んでいるコラーゲンもT型コラーゲンです。
コラーゲンの分子
皮膚や腱はコラーゲンのかたまり、そのものです。皮膚(真皮)や腱では、細い線維が束になっているコラーゲンが顕微鏡でみえるそうです。
コラーゲンの線維は縞模様で、特徴的なくりかえし構造をしています。その周期は67ナノメートル(1ナノメートルとは100万分の1ミリメートル)と一定です。
コラーゲン線維をうすい酢酸につけ、冷たい場所で1日かきまわしていると、コラーゲンの分子が希酢酸の中に分散し、どろっとした溶液になります。
この溶液を使いコラーゲンの分子の研究が行われ、色々な事がわかりました。
コラーゲンの分子は三重らせん構造
コラーゲンの分子は、長さが約300ナノメートル、直径が約1.5ナノメートルの棒状の形をしています。
コラーゲンの分子量は約30万で、それぞれの分子量が約10万の3本のポリペプチド鎖からなっています。
3本のポリペプチド鎖の内2本は同じα1、もう1本はα1とは違うアミノ酸配列順序でα2とよばれています。
この3本のポリペプチド鎖は、個々が左巻きのらせんをまきながら、3本が一緒に合わさって右巻きのらせんをつくっているので、コラーゲンの分子は複合型三重らせん構造をしているわけです。
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